睡眠障害ガイドブック
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不眠症

日本人の5人に1人が睡眠に関する何らかの悩みを抱えていて、そのうち10人に1人が「不眠」で悩んでいるという調査報告があります。

不眠症とは

不眠症とは寝つきが悪い、夜中に何度も目が覚める、熟睡感が得られない・・・といった症状が度重なり、慢性化している状態を「不眠症」といいます。

満足に眠れない日が続くと体がだるかったり、日中居眠りをしてしまったりと、日常生活にさまざまな支障をきたします。かといって、周囲に悩みを打ち明けても「やる気の問題」と一蹴されてしまいがち。

そのため悩みを解消することもできず、一層眠れなくなる・・・という悪循環に陥ってしまうケースも少なくありません。

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不眠症にはいろんなタイプがある!

ちょっとした心配事や悩みがあって眠れない、旅先で眠れなくなった・・・という経験は誰にでもあるでしょう。このように一時的な環境の変化や心理的ストレスで数日間眠れないものを「一過性不眠」といい、それが1〜3週間持続するものを「短期不眠」といいます。いずれも原因が解決すると不眠も改善されるので、専門的な治療を要さないことがほとんどです。

一方、1ヶ月以上の不眠は「長期不眠」といって、内科的疾患や精神的疾患(うつ病など)が隠れていることもあります。不眠は“ただ眠れない”だけでなく、心身に悪影響を及ぼしたり、日中強い眠気に襲われて事故などを招いたりすることも。「たかが寝不足」と侮らず、不眠が長期化するようであれば早めに病院へ行くなどして、対策を練りましょう!

不眠症のタイプ

入眠困難 布団に入ってもなかなか寝付けないタイプ。
中途覚醒 夜中に何度も目が覚めてしまい、再び寝付くのが難しいタイプ。
早朝覚醒 朝早く目覚めてしまい、その後も眠れないタイプ。
熟眠障害 眠りが浅く、睡眠時間のわりに熟睡感が得られないタイプ。

不眠症の原因

不眠症の原因不眠症にはさまざまな原因があり、その多くが現代の社会にあるようです。現代社会は「ストレス社会」とも呼ばれ、あらゆる環境(家庭や学校、職場など)にストレスが存在しています。

これらのストレスは私たちの心身に影響を与え、不眠を訴える人が多くなっているのです。また、昼夜の自然なリズムを無視した24時間社会も原因の1つといえるでしょう。

深夜労働や交代勤務制で昼夜が逆転した生活を送らざるを得ないケースが増えていて、こうした環境においては一定の生活リズムを保つことが難しくなります。

すると睡眠と覚醒のリズムをコントロールしている生体時計の機能にズレが生じ、不眠となるのです。つまり、不眠症は「現代病」といっても過言ではないでしょう。

不眠症の原因

環境要因 暑さや寒さ、明るさ、時差がある場所などによるもの
身体要因 年齢や性差、頻尿、痛み、かゆみなどによるもの
心の要因 悩みやイライラ、精神的ストレスなどによるもの
生活習慣要因 アルコールやニコチン、カフェインの摂取、薬の副作用などによるもの
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最も多い「精神生理性不眠症」とは

最も多い「精神生理性不眠症」とは枕が変わると眠れない・・・という話をよく耳にしますが、眠れない原因はさまざまです。ストレスや生活の乱れなどが不眠の原因になることもあれば、内科的および精神的な病気、服用している薬剤が原因で不眠になることも。

一方、これといった原因がないのになぜか眠れないという「精神生理性不眠」があります。これは何らかのきっかけで不眠に対して不安や過度のこだわりが生じ、眠れなくなってしまう状態です。

「眠らなくちゃ」と思えば思うほど精神的な緊張が高まり、一層眠れなくなるという悪循環が繰り返されます。実は、これこそが不眠を訴える人の中で最も多いパターンなのです。

このタイプの不眠は寝室で寝付けないのに対して、ソファでテレビを見たり、読書をしたりしているとすんなり眠れる・・・ということがよくあります。そのため、眠ることにこだわり過ぎず、寝室や寝具を工夫したり、眠る前にリラックスを心がけてみたりするといいでしょう。

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不眠症の治療

不眠症の治療はその原因によって大きく異なります。内科的または精神的な病気が原因であれば、まずその治療が行われるでしょう。

精神生理性不眠に対しては睡眠環境や日常生活の改善といった生活指導、睡眠に関する正しい知識やアドバイスが行われ、さらに症状に応じて睡眠薬が処方されます。

睡眠薬に対して「癖になりそう」「怖い」といったイメージを抱いている人も多いようですが、医師の指示通りに服用すれば何ら問題ありません。

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