睡眠障害ガイドブック
睡眠障害ガイドブック

睡眠障害に関するQ&A

1人でも多くの人が快適に眠れるように、より不眠の不安をなくせるように「睡眠障害に関するQ&A」をまとめました。ぜひ、お役立てください。

睡眠障害ってなに?

睡眠と覚醒に関わるさまざまな病気を「睡眠障害」といいます。
代表的なものとしては不眠症や過眠症、概日リズム睡眠障害、睡眠呼吸障害(睡眠時無呼吸症候群など)、むずむず脚症候群などがあります。

ページのトップへ

何科に行けばいいの?

規模の大きい病院(総合病院など)であれば、専門の診療科として精神科や精神神経科、心療内科などがあるので、いずれかを受診するといいでしょう。
もし、近くにかかりつけの医院があれば、そこに相談するのも1つの方法です。睡眠に関するアドバイスを受けたり、必要に応じて睡眠薬を処方してもらったりすることができます。
ただし、それでも症状が改善しない場合には専門医のいる病院を紹介してもらいましょう。

ページのトップへ

問診ではどんなことを聞かれるの?

受診すると、睡眠の状況や生活習慣を中心に念入りな問診が行われます。
よって、受診前には自らの不眠状態をあらかじめメモに整理するなどして、スムーズに対応できるようにしておくといいでしょう。

ページのトップへ

どんな検査をするの?

大半の場合、生活習慣や睡眠状況の十分な問診によって診断することができます。
診断がハッキリしない場合には、補助診断として睡眠中の脳波や心電図、筋肉と眼球運動を同時に記録する「睡眠ポリグラフィ」という検査が行われることも。
ただし、この検査には特殊な機械を用いるので、受けられる医療機関が限られてきます。

ページのトップへ

どうやって治療するの?

まずは生活指導を行い、適正な睡眠リズムが保てるようにします。
それでも改善しない場合には、睡眠薬などを用いた「薬物療法」や「非薬物療法」を行います。

ページのトップへ

睡眠薬って怖い?

睡眠薬については「依存性がある」「副作用が強い」「多量に飲むと命を落とす」など、怖い薬というイメージを抱いている人も少なくありません。これは以前広く用いられていたバルビツール系睡眠薬のイメージによるものではないでしょうか? 
しかし、現在用いられている睡眠薬は多量に飲んでも命を落とす危険はなく、依存性も低くなっています。
副作用についてもバルビツール系の睡眠薬に比べて、ずっと少ないのが特徴です。
つまり、睡眠薬は医師の指示に従い、正しい用法・用量を守って服用すればまったく問題ない薬といえます。

ページのトップへ

女性は男性に比べて睡眠障害になりやすいの?

ある調査によると、女性の平均睡眠時間は男性より20分以上短いという結果が出ています。
また、睡眠に関する悩みを持っている人は男性より女性に多いというデータもあるとか。
こうした男女差は生活内容の違いなどによるところもありますが、実際、女性には月経や妊娠に伴う特有の睡眠障害がみられます。睡眠のリズムにはもともと男女で違いがあり、これは女性ホルモンの影響によるものです。
一方、男性はそのホルモンによって睡眠が影響を受けることはありません。これらのことを踏まえて考えると、女性は男性と比べて睡眠障害になりやすいといえるでしょう。

ページのトップへ

眠れないからお酒を飲もうかと思って・・・

アルコールには中枢神経の抑制作用があるので、寝つきをよくすることもあります。しかし、脳の眠り(ノンレム睡眠)が増えて、からだの眠り(レム睡眠)が少なくなるという弊害も。
また、睡眠リズムが乱れて夜中に目が覚めてしまうことも少なくありません。
眠れないからといって、睡眠薬がわりに飲むようなことは控えましょう。

ページのトップへ

寝ているときにイビキをかいているといわれた・・・

イビキは空気の通り道となる上気道が狭まることで生じます。普通のイビキであれば何ら問題ないのですが、注意しなければならないのは「睡眠時無呼吸症候群」です。これは大きなイビキをかいていたかと思ったら急に静まり、一時的に呼吸が停止するという怖い病気。
脳への酸素供給が少なくなって疲労回復せず、日中強い眠気が襲ってきて仕事や生活に悪影響を及ぼします。あまりにひどいようであれば、一度病院へ受診した方がいいかもしれません。