睡眠障害の原因は、日常の思わぬところに潜んでいます。ストレスや夜更かし、寝酒など・・・心当たりのある人はいませんか?
睡眠障害の原因はさまざまですが、適切な対策や治療を施すためには、それらを明らかにすることが重要です。以下は睡眠障害の原因と考えられる例なので、ぜひ参考にしてください。
環境要因 | 眠るときの環境(騒音や寒暖、照明の明るさなど)が原因となるケース |
生理的原因 | 時差ボケや交代制勤務などによる睡眠環境の変化が原因となるケース |
心理的な問題 | 悩みや心配事、ストレスが原因となるケース |
器質的疾患 | 何らかの体の症状(睡眠時無呼吸症候群やむずむず脚症候群、周期性四肢運動障害など)が原因となるケース |
精神疾患 | うつ病や不安障害、アルコール依存症などの精神疾患が原因となるケース |
人工衛星から映し出された「夜の地球」を見たことがありますか?
「電灯」という名の人口太陽によって照らし出されるのは、東京などの巨大都市です。そこは「眠らない街」を主張するかのように明るく光り輝き、夜であることを忘れさせるほど。
眠らない街は好きなときに好きなことができる・・・という、とても便利な生活を生み出しました。しかし、その一方で私たち人間に「睡眠障害」という大きな代償を与えたのです。
眠らない街での生活は便利な一方、人間の生活リズムと睡眠を粗末に扱う生活でもあります。好きなことを好きな時間に・・・とはいっても、それが可能なのは食事や仕事などとごく限られたもの。
睡眠に至っては、そこまで都合よくコントロールなんて出来ません。そのため、眠らない街では睡眠時間が昼夜逆転してしまっている人を多く見かけます。
また、競争社会のため「睡眠=悪」と考えているかのごとく、その時間を削ってまで仕事や勉強にいそしむ人も多いでしょう。しかし、睡眠時間を変更したり、短くしたりすると、睡眠そのものの質も変わってしまいます。そして、それはさまざまな「睡眠障害」という形で姿を現すのです。
そうなる前に、まずは今の生活スタイルを見直してみませんか? 眠らない街で眠れないのならば、引越しするのも1つの手段といえるでしょう。1人でも多くの人が「安眠」を手にし、快適に眠れる日が来ることを祈っています。