睡眠障害ガイドブック
睡眠障害ガイドブック

睡眠障害とは

睡眠障害の原因

睡眠障害の症状

睡眠障害の検査と診断

睡眠障害の治療

睡眠障害とは

「睡眠障害」はここ10年くらいの間に急増していて、現代の社会環境が大きく影響しているようです。実際、日本人の5人に1人は「睡眠」に関する何らかの悩みを抱えているとか。そもそも「睡眠障害」というのは、どのような事を言うのでしょうか?皆さんが良く知っている不眠症や、その他にも色々な種類があります。

睡眠障害とは

睡眠障害とは「睡眠障害」はここ数年の間に使われるようになった言葉で、睡眠に関して量的および質的に問題のあるケースを意味するものです。

睡眠に関する悩みといえば一般的に「不眠症」をイメージしがちですが、それはあくまで「睡眠障害」の一部に過ぎません。

睡眠障害とは不眠症をはじめ、いびきや寝言まで「睡眠」に関する悩みをすべて含む言葉なのです。睡眠障害の種類は実にさまざまで、「睡眠障害国際分類」では88種類もの睡眠障害が取り上げられています。

不眠症と過眠症

睡眠障害の中で最も多くみられる「不眠症」には入眠障害や中途覚醒、早朝覚醒、熟眠障害の4タイプがあります。試験の前夜や旅行時など、不安や興奮でなかなか寝付けなかったり、朝早く目が覚めてしまったりすることは誰にでも経験があるはず。

しかし、こうした何か特別な理由があったときに起こる「一過性不眠」は何ら心配ありません。それに対して、不眠が1ヶ月以上も続く「持続性不眠」は専門医に相談したほうがいいでしょう。

また、不眠症と表裏の関係にあるのが「過眠症」です。昼間に強い眠気が起こり、実際に眠り込んでしまったりする状態が長きにわたって続く睡眠障害を意味します。夜に十分な睡眠が取れなければ、日中眠気が起こるのは当然のこと。

そのため居眠りをしてしまい、夜はまた眠れなくなる・・・というケースが多くみられます。不眠症や過眠症を起こす原因は内科的および精神的な病気、ストレス、睡眠のための不適切な環境などさまざまです。

ページのトップへ

睡眠はなぜ必要?

睡眠はなぜ必要?睡眠は心身の健康を保つうえで欠かせないもの。実際に睡眠障害が長く続くと日中眠気が起こったり、体がだるかったりと、さまざまな悪影響が現れます。

睡眠にはいろいろな働きがあると考えられていますが、特に重要なのが「脳の疲労回復」です。実は体のための睡眠(レム睡眠)は全体の1/5に過ぎず、そのほとんどが脳のための睡眠(ノンレム睡眠)とされています。

睡眠には脳の活動をセーブすることによって、脳そのものをリフレッシュさせる効果があるそうです。また、睡眠中は成長ホルモンが多量に分泌されることもわかっています。そう、「寝る子は育つ」ということわざは科学的根拠に基づいたものだったのです!

一方、大人であっても健康なからだを保つうえで成長ホルモンは欠かせません。睡眠不足が美容の大敵とされるのも、こうしたホルモン分泌と深く関わっているからなのです。

ページのトップへ

睡眠障害は危ない!

睡眠障害は危ない!以前、山陽新幹線の運転士による居眠り運転が問題となり、その背景として睡眠障害の1つ「睡眠時無呼吸症候群」との関係が指摘されました。

また、睡眠時無呼吸症候群を患っている人のうち多くが居眠り事故の経験者だったという報告もあります。睡眠障害によって十分な眠りが確保できないと集中力や記憶力、思考力が低下し、さらに気分や情動が不安定になりがち。

実際、一晩徹夜した人の作業能力を調べると、十分な睡眠をとった時と比べてビール1本分を飲んだ時とほぼ同様の能力低下が見られるそうです。日常のあらゆる仕事の能率が低下するのはもちろんのこと、職種によって(交通機関の運転手など)は思わぬ事故につながりかねません。

また、睡眠不足は生命維持に欠かせない基本的機能(免疫機能など)の低下を招くことも示唆されています。「たかが寝不足」と侮っていると、大変なことになりますよ!

ページのトップへ

「不眠の時代」最前線

残業を終えて深夜に帰宅したもののなかなか寝付けず、気分転換に・・・とテレビやゲームに向かっているうちに気づけば夜が明けていた。こんな経験はありませんか?

深夜まで残業すると脳が興奮状態になり、眠れなくなります。さらに眠れないからといってパソコンやテレビに向かうと、それが朝寝坊の原因となって「不眠」という悪循環に陥るケースも少なくありません。

多忙な毎日に加え、生活の24時間化(コンビニやファミレスなど)やインターネット、携帯電話の普及など・・・眠らぬ街で生きる人にとって、不眠はまさに「国民病」「現代病」といえるでしょう。

ページのトップへ
目次

目覚まし時計